5月2日、秋田県で風力発電の風車の羽根が落下した事故を受けて、事故を起こした事業者などが管理・運営する、青森県内の風車22基の運転を停止させたことが分かりました。

5月2日、秋田市の公園で「さくら風力」が設置した風車の羽根3枚のうち1枚が折れて落下しました。

周辺では81歳の男性が倒れているのが見つかり、死亡が確認されています。

事故を起こした「さくら風力」は、佐井村に風車1基を設置しているほか、親会社の「新エネルギー技術研究所」が別の子会社を通して、つがる市と深浦町で合わせて21基の風車を管理・運営しています。

この事故を受けて、研究所の盛高健太郎 代表は、青森テレビの取材に対して7日朝に3市町村に報告したと明かしたうえで、「(青森)県内の風車の運転は事故の翌朝までに停止している。これまでの点検行程の検証も含めて作業を適切に実施したい」とコメントしています。

運転再開の見通しについては立っていないということです。