ツアーを終えて、松が枝国際ターミナルに戻ってきた中国人観光客に話を聞きました。

消費税の免税は《国外での消費》が前提です。そのため、品物は透明の袋に入れられ、税関検査前に開けることはできません。

男性「約1,000元(約2万円)買ったかな」

4人家族の妻「2,000元(約4万円)です。(どう使うんですか?)自宅で使うし、他人にあげるかもしれません」

親子連れ「38,000円です。子ども向けのサプリです。子どもが摂ります。あとはタバコです」

女性「(買い物は)しなかったわ。そういったものはすべて今、世界中で売られているし、私たちは歳をとっているので、ただ気楽に旅をしたいの」

夫婦:「約20,000元(約40万円)以上かなぁ」

【住】コロナ禍前の「爆買い」の勢いは落ち着いたとはいえ、高額な買い物をする方もいらっしゃいますね。

【平】今でも中国人観光客の訪日の目的の一つが買い物なんですね。現在の消費税の免税対象額の上限50万円近くまで購入する方もいらっしゃいました。しかし、地域経済の視点で見ると、団体バスで”囲い込まれて”免税店巡りをするよりも、市中の店舗での消費の方が、地元への経済効果は大きくなります。
コロナ禍後、ターミナルから市街地へのアクセスが良い長崎では、新たな動きが見られます。