北海道砂川市の要請でクマを駆除した際の発砲をめぐり、猟銃所持の許可を取り消されたハンターが処分の取り消しを求めた裁判で、最高裁が、弁論を開くことを決めました。
札幌高裁の判決が見直される見通しです。

北海道猟友会、砂川支部長の池上治男さんは2018年8月、砂川市の要請を受けてヒグマを駆除しましたが、発砲した際、住宅に銃弾が届くおそれがあったとして、北海道公安委員会に猟銃所持の許可を取り消されました。

2024年、札幌高裁は、「猟銃所持の許可取り消しは適法」との判断を示しましたが、22日、最高裁は、2026年2月27日に弁論を開くと決めました。

弁論は、結論を覆すのに必要な手続きで、札幌高裁の判決が見直される見通しです。