2020年には壁が壊れ…その後も建物は残されたまま

確かに、10年前の2015年は建物に異常は見られませんでしたが、2020年には壁が壊れ、その後、徐々に屋根が崩れ落ちていったと見られます。

崩落したその日も、朝からミシミシという音がし続け、崩落から約2時間前の午後5時ごろにはドーンという音が聞こえたといいます。

そして、建物を見ると、土煙が舞っていたということです。崩落の危険がある建物がなぜそのまま残されていたのでしょうか。

この施設の関係者に対し、取材を試みましたが、聞くことはできませんでした。町役場は崩落があった翌日に、施設近くを通る町道は通行止めにしています。

「今後の対応は未定」ということですが、担当者は「住民から要望があれば配慮をして地域の安全を確保したい」と話しています。