試合がない日も「収益を上げる」工夫
スタジアムに隣接する<ハピネスアリーナ>は、プロバスケットボール「長崎ヴェルカ」のホームだが、この日開催されていたのはアウェーで行われたサッカーの【パブリックビューイング】(モニター前の当日券:1500円/2階席:無料)。

縦10m×横18mの超巨大ビジョンに、派手な照明やパフォーマンスなどの演出でホームゲームさながらの“一体感”と“没入感”を楽しめる仕掛けだ。

観戦客:
「長崎全体が盛り上がっているので、人が全国からも集まってきていると感じる」
サッカーのホームでの試合がない日には、専門のガイドが案内する【スタジアムツアー】も開催(大人2500円・子ども1000円)。

普段入ることの出来ない選手ロッカーや、キャスター気分を味わえる中継スタジオ、さらには記者会見室まで見ることができる。
ツアー参加客:
「こういう舞台裏はなかなかのぞけないので楽しみにしていた。実際選手しか入れないところとか見られたので感激している」
そして、スタジアムの上空を滑走する長さ258mの【ジップライン】(2500円)は、「グラウンドの上を通ると芝のにおいもした」「あと5回やりたい」など満足度もかなり高い。

髙田社長兼CEO:
「お金を使う場所を作ることで積み上げていけるのではないかと。誰もやったことがないのでジャパネットらしく先頭に立ってやってみようかなという感覚。喜んでもらえたら気持ちよく払ってもらえるだろうという前提で、とにかくお客さんのためのことをみんなでやっている」

――通販事業と同じ線上にあるビジネスなのか?
髙田社長兼CEO:
「めちゃくちゃ近いと思う。通販はスピード感がすごいので、ショッピングが終わると直後から電話がかかって“今赤字がいくらか”リアルタイムで見られる。スタジアムも同じ仕組みを入れていて、試合をしたら今日はいくら赤字だったのか飲食店はいくら黒字だったのかをリアルタイムで見るようにしている。通販とすごく似ているし、親和性は高いと思う」