無印良品では初の「ブックカフェ」も

“書店の無い地域に本を届ける”

その取り組みは、生活雑貨や食品がメイン商品の『無印良品』でも。

全国60の店舗では、書籍販売コーナー「MUJI BOOKS」を展開。
当初は暮らしに関する本だけを扱っていましたが、「本のジャンルを増やしてほしい」という要望に応え、今では一部店舗で、雑誌・小説・児童書など様々なジャンルを揃えています。

さらに、3月に開店した「無印良品 イオンモール橿原」(奈良県)には、約10万冊の本が並ぶ橿原書店とカフェが隣接した、無印良品初のブックカフェも併設しています。

『株式会社良品計画』MUJI BOOKS担当 小野真児さん:
本に触れられる、出会える場所を色々な形で作っていきたい。“本って暮らしの中に必要だよね”って思ってもらえるような取り組みを今後もしていきたい」

コンビニで「書店」併設のワケ

さらにコンビニ大手『ローソン』も、2021年から利便性の向上を目的にした書店併設型の店舗「LAWSONマチの本屋さん」を拡大中。
向ヶ丘遊園南店(神奈川・川崎市)では、約8000タイトルもの書籍が並びます。

書店のない地域への出店で、書籍と合わせてコンビニ商品の買い合わせを狙う他、他店との差別化も図れることもあり出店を拡大。現在、全国に14店舗を展開しています。

形を変えゆく書店。改めて“本のある暮らし”に目を向けるきっかけになりそうです。

(THE TIME,2025年4月29日放送より)