5月1日は労働者の祭典「メーデー」です。愛媛労連は1日県内6か所で集会を開き、物価の高騰を上回る大幅な賃上げなどを訴えました。

このうち、愛媛県松山市の城山公園で開かれた集会には、加盟団体からおよそ160人が参加しました。

集会ではまず、今井正夫実行委員長が「コメなど食品の値上がりが続き、生活は悪化する一方、大企業の内部留保は増え続けている」と指摘し、内部留保の一部を賃上げや下請け企業に還元するよう訴えました。

そして、最低賃金を全国一律で1500円以上に引き上げることや、中小企業の支援などを求める「メーデー宣言」を採択しました。

(自治労連愛媛県本部・堀川孝行書記次長)
「物価高騰を上回る大幅賃上げ・底上げで生活改善を図り、あらゆるハラスメントを無くし、ジェンダー平等の視点で均等待遇と格差是正を目指します」

集会のあと、6年ぶりにパレードが行われ、参加者はプラカードや旗を掲げ、賃金の引き上げや消費税の減税などを訴えながら行進しました。

愛媛の最低賃金は現在956円と東京より200円以上低く、愛媛労連では引き上げを求め署名活動などを行うことにしています。