岡山県商工会議所連合会が行った今年1月から3月の景気観測調査の結果が発表されました。物価高などが影響し、景況は2期ぶりに悪化しています。
今回の調査は県内の587の企業を対象に行われました。景気が「良い」と答えた割合から「悪い」と答えた割合を引いた景況DI値はマイナス14.6で、2期ぶりの悪化となりました。物価高による原材料の高騰や売上の減少などが主な要因と見られています。
また、岡山商工会議所の松田久会頭は、「アメリカのトランプ政権が発動した関税措置について、地域経済への顕著な影響はまだ見られていない」とした一方で、「今後の動向を注意深く見守る必要がある」との見解を示しました。

(岡山商工会議所 松田久会頭)
「アメリカの政策が二転三転している中で、どのあたりに落ち着いていくかというのはもう少し様子を見ないと分からないのかなと思う。影響を受けたことが顕著に分かれば、(相談窓口に)言ってきてもらいたい」
先行きの不透明感などから今後、更なる景況の悪化が見込まれていて、連合会は、中小企業への支援政策の検討を急ぎたい考えです。