◆八生さん
「自分の中で言えなかった思いを、日記に、赤裸々につづっています…。内容は、けっこう“恨み辛み”が多いかな…(笑)」

中学生の時は明るい性格だったという八生さん。進学した高校では周りにうまく馴染めず、次第に“陰キャ”になっていったといいます。高校時代は「自分を表現することが苦手」で、他人と意見が違った時も、様々な感情を溜め込みがちだったそうです。

そんな感情を、この「日記」にぶつけてきました。「1行」で終わる日もあれば、うっぷんが溜まったり書きたいことが多かったりした日は「3ページ以上」にわたって、思いをつづったそうです。

積み上げた日記は、ノートにして計9冊。喜び、悲しみ、怒り、葛藤…。様々な思いをつづった言葉の1つ1つが、時を超えた今は「歌」となり、大勢の人々の心に響いています。

◆八生さん、
「けっこう生々しいので、他人には見せられません(笑)。見せられないのにはもう1つ理由があって、こうして溜まった日記を、これからも『歌』にしていこうと思っているので…。これ(日記)で“食べていこう”と思っています(笑)」

そうして「過去の自分」を記してきた八生さんに、私たちは、「未来の自分」に宛てた手紙を書いてもらいました。