また「トリプル安」で朝令暮改

一方、金融市場はトランプ氏の発言にまたもや振り回された。

FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長に「早期退任」を要求していたトランプ氏は、21日にもSNSで<Mr.Too Late(遅すぎる男)>と揶揄するなど圧力を強めた。

この中央銀行の独立性を脅かそうとする言動でドルが売られ、日本時間22日の円相場は一時1ドル139円台と、2024年9月以来の円高水準に。

さらにインフレ懸念から債券も売られ、通貨‧株式‧債券安の「トリプル安」の状況になるとトランプ氏は「利下げしなければパウエル議長は終わりかと言われればそうではない」(22日)と一転して解任を否定。
円相場は前日から3円近く円安が進んだ。