来月1日の労働者の祭典メーデーを前に、宮崎市では、賃上げなど労働条件の改善を求めて、連合宮崎の集会が開かれました。

宮崎市の大淀川市民緑地公園で開かれたメーデー集会には、県内の労働組合員などおよそ700人が参加しました。

集会では、まず、連合宮崎の吉岡英明会長が「働き方の価値が重視され平和で安心して暮らせる社会の実現に向け、運動を展開していく」とあいさつしました。

このあと、被災地への支援継続や世界の恒久平和の実現、それに、労働組合の必要性の浸透などを目指すメーデー宣言を採択しました。

最後に、参加者は、中心市街地を練り歩き、最低賃金の引き上げなどを求めるシュプレヒコールを上げていました。

連合宮崎によりますと、今年の春闘の25日現在の平均妥結額は、1人平均1万2693円で、去年4月末の1万1576円に比べると9.6%伸びていて、中小企業が奮闘しているとしています。