(三浦秀悦さん)
「津波の教訓があったので。みんな海岸の方からは全部陸のこっちの高台の方に移して保管してありましたんで。まあがっかりしたね」

しかし、再建した倉庫が今度は山林火災で被害を受けました。

ただ、震災と違うのは浜に置いていたボイル用の釜や、茹で上がったワカメを冷やすためのタンク、塩蔵処理のための機械が被害を受けずに残っていたことです。

(三浦秀悦さん)
「漁師なので、やっぱり魚獲って生活して。ワカメもこの通りやって。普通に当たり前になっていきたいと思っています」

震災と山林火災で二重被災した三浦さん。

失った漁具を漁師の仲間に借りながら、なりわいの再建に向けて三浦さんはこれからも海に出て漁を続けます。