岩手県大船渡市の大規模山林火災の発生からまもなく2か月となります。
東日本大震災と今回の山林火災で二重被災し、仲間から漁具を借りながらなりわいの再建を目指すワカメ養殖漁家を取材しました。

22日の午前5時半、刈り取ったワカメを船いっぱいに積んで入港したのは第八ひろ丸です。
船主の三浦秀悦さん65歳はさっそくワカメを陸に揚げ、釜で茹で始めました。

水揚げした時は茶色だったワカメはボイルすると鮮やかな緑色に変わります。
茹で上がったワカメは水で冷やしたあと、機械を使って塩蔵処理を行います。

ボイル作業をスタッフに任せた三浦さんは川を隔てた向かい側に移動…

(三浦秀悦さん)
「簡単ですから」(簡単ですか)「そう、このメカブカッターのおかげで。ねえ」