商品化した「浜ののりだれ」を次のステージへ…

客の声をもとに商品化された「浜ののりだれ」。2023年に新東北みやげコンテストで最優秀賞を獲得するなど認知され始めたことで、久保田さんは新たな挑戦を決意しました。

カフェレストランSEASAW 久保田靖朗オーナー:
「もっと、この味を日本中、さらに世界でも挑戦できるのではないかという思いもあり、にっぽんの宝物プロジェクトを知り、自分が参加して、更に世界というステージに挑戦してみようと思った」

久保田さんが挑んだ「にっぽんの宝物グランプリ」は、全国各地の魅力あるものを発掘するプロジェクトです。

2025年2月の日本大会は地方大会を勝ち上がった45組が、スイーツや調味料、工芸品などあわせて10部門で競い、各部門の優勝者のなかから、グランドグランプリを選ぶものです。審査は、事業者のPR力や商品の味などを有名ホテルの社長やシェフらが評価しました。

久保田さんは、その大会で北限のシラスと『のりだれ』を和えた「のりシラス丼」を調理し提供しました。

審査員:
「これはまたうまいわ。卵の黄身に対してのりがめちゃくちゃ良い感じのパートナーシップ協定を結んでいて、一見強すぎそうに見えて丁度よい」

そして審査の結果、久保田さんの「のりシラス丼」見事日本一の栄冠を手にしました。

久保田さん:
「本当にこのような素晴らしい賞、評価を頂きありがとうございます。もう少しで3月が来ます。何もなくなった場所からひとつずつ作ってきた、このソースが本当に多くの方に評価いただけたということで本当に嬉しく思っている」