京都大学防災研究所の峠嘉哉特定准教授は、今回の山林火災の現場を繰り返し訪れ延焼の状況や山林の状態を調べています。

(峠特定准教授)
「二次災害としては、例えばこれから火災を受けた木が枯死してそれが倒れる倒木のリスクとか、土砂災害のリスクとかも確かに領域によってはありうるという風には思いますけれども、現状では今、行政の方が調査していることろですので、まずは冷静にこの調査の結果を待つということも必要だと思います」

峠特定准教授は梅雨時期を前に、改めてそれぞれの暮らす地域の土砂災害のリスクについて再確認することが必要だと語ります。

(峠特定准教授)
「自分たちが住んでいるところが危険かどうかというのを、今一度、山林火災とは関係なく、まずハザードマップを確認いただくっていうことが、今は必要なんじゃないかなという風に私自身は考えています」

平成以降で国内最大規模の延焼範囲となった大船渡の大規模山林火災。
土砂災害などが懸念される二次災害も踏まえた対応が求められます。