能登半島地震や豪雨で被害を受け、石川県内で最後まで避難所が残っていた輪島市で、被災者が仮設住宅に移るめどがたったとして、13日、すべての避難所が閉鎖されることになりました。復興が新たな段階を迎える一方で、被災者は先の見えない不安を抱えたままです。

豪雨で自宅全壊 半年以上の避難所生活

山崎正明さん「いつも来て眺めて終わりですよ。これ眺めてため息をついて、どうしたら良いんかなと。それから延々と避難所暮らしですよ」

全壊した自宅を眺める山﨑正明さん

輪島市山本町で暮らしていた山崎正明さん(77)。2024年9月の豪雨で自宅が土砂崩れに巻き込まれ、全壊しました。

山崎正明さん
「親がせっかく建てたり、買い求めた物が、たんすでもなんでもそのまま燃やされてしまうのが切ないというか…」

全壊した山﨑さんの自宅

間一髪のところで妻と避難しましたが、それから半年以上、避難所生活を強いられました。