歩行者の交通事故を減らそうと、石川県内全域で警察などによる啓発活動が21日から始まりました。
10月に入り死亡事故が相次いでいて、県民に広く交通安全を呼びかけました。
県内では21日から10日間歩行者事故防止運動が行われ、金沢市の香林坊では、警察官や県の担当者らが参加し、歩行者に反射材付きのティッシュなどが配られました。
運動には県警本部の田中靖之本部長も加わり、県民へ交通安全を心がけるよう呼びかけました。

県内では、10月にすでに4件の交通死亡事故が発生しているほか、2025年の死者が20日時点で26人と、2024年の同じ時期に比べ3人多くなっています。
石川県警本部交通企画課・宮務次席「反射材とか明るい服装をして外に出て歩いていただく。ドライバーの方には早めのライトの点灯とハイビームの上手な活用をしていただきたい」
県警は、日没後の見通しが悪い時間に交通事故が多く発生しているとして、歩行者とドライバーの双方に交通安全意識の徹底を呼び掛けています。