「任期中にはダウ平均で5万ドル目指す」“イエスマン”が続々とテレビで発言

高柳キャスター:
ここまで株価が全世界的に下がると、トランプ大統領への批判も強くなるのではないでしょうか。

樫元照幸 支局長:
アメリカでは、大体60%の国民が株式投資をしています。そのため、共和党支持、民主党支持も関係なく、かなり批判が広がっていると思います。

ただ、トランプ内閣は“イエスマン”で揃えているので、内側から批判の声は聞こえてきませんし、トランプ大統領を批判する声も上がりません。

週末の報道番組などに“イエスマン”の側近たちが続々とテレビ出演し、「株価は大丈夫だ」「下がらない」「パニックで売ってはダメだ」ということを呼びかけたり、「株価は戻っていく」「任期中にはダウ平均で5万ドルをまた目指す」という強気な発言をしました。

しかし、むしろこのような態度により、トランプ内閣にも、動揺が広がっていると思います。

実は、トランプ大統領を支えてきた大口投資家の中にも、トランプ大統領と関税政策を批判する声が広まっていて、今後どのように対応していくかが注目されます。