7日の日経平均株価が、一時2900円以上下落するなどトランプ関税ショックによる世界同時株安の連鎖が止まりません。

そんな中でもトランプ大統領は「今は金持ちになるときだ!」と強気の姿勢です。

「金持ちになる時だ!」トランプ氏の真意は?

高柳光希キャスター:
現地時間4月4日、トランプ大統領はSNSでこのような発言をしました。

「今はかつてないほど金持ちになる時だ!」

本当に一攫千金のチャンスなのでしょうか。この発言の真意はどういったところにあるのでしょうか?

JNNワシントン 樫元照幸 支局長:
この投稿を行ったのは、4日午前8時半くらいでした。3日に大きく株が下がり、4日のマーケットが開く直前でした。口先介入、いわばハッタリみたいなものです。ところが、全く効きませんでした。すぐにダウ平均株価は1000ドルくらい下がりました。

その後も、「雇用統計の数字が良かった」など、次々とポジティブな面をアピールする投稿を続けましたが、一貫して4日の株価は下がり続けました。結局、2日続けての暴落ということになりました。

7日のニューヨーク市場ですが、アジア市場の流れを見ると、また下がってしまうのではないかという懸念が広がっています。トランプショックだけではなく、「中期的なトランプ景気後退」「長期的なトランプ不況」という言葉も取り沙汰されている状況になっています。