旧統一教会側が選挙前に自民党の候補者に対し、政策に賛同するよう記した文書への署名を求めていた問題で、新潟3区選出の斎藤洋明衆議院議員が署名していたこと明らかにしました。「政策協定だと理解していた」としています。
【斎藤洋明議員】「世界統一家庭連合さんのおよびその関連団体との確認書という文書が出ていまいりました。私は一種の政策協定だと理解してました」

新潟3区選出の自民党斎藤洋明衆議院議員。
21年の衆院選の際、旧統一教会側との間で「一種の政策協定」を結んだと明らかにしました。

【斎藤洋明議員】「先方からのご説明は世界平和統一家庭連合の活動の方向性を知ってもらった上で、その応援を受けるかどうか判断するための材料だということでの文章だった」
推薦確認書には教団側が掲げる憲法改正の推進や、家庭教育支援法の制定、同性婚やLGBT問題への慎重な対応などの政策に賛同するよう求める内容が記されていたといいます。

斎藤議員はこの文書に署名し選挙では教団側から電話かけなどの支援を受けました。

【斎藤洋明議員】「(文書の)内容を見た上で概ね政策の内容は一致していて、かつその当選後ですね。100%その通りに活動するわけじゃないということもご理解いただけるということでしたので、サインをさせていただいたと」
斎藤議員は教団側が掲げる政策と自身の政策はもともと大筋で方向性が一致していたと説明し、推薦確認署が自身の政策に影響を及ぼすことはなかったとしました。

BSNは県関係の他の国会議員に同様のケースがあったか確認していますが、これまでのところほかに署名などを認めた議員はいません。