県は有機フッ素化合物=PFASの調査結果を公表し、浦添市のキャンプキンザー周辺で初めて高濃度のPFASが検出されたと発表しました。
県はPFASの残留状態を把握するため、昨年度から水質と土壌の調査を全県的に実施しています。調査は独自に調査を行う那覇市を含む全市町村で行われ、水質調査で去年に続き嘉手納町の比謝川で1リットルあたり190ナノグラムの暫定指針値を超えるPFASが検出されました。
県は汚染原因が嘉手納基地内にある「蓋然性が高い」としていて今後も政府と米軍に対して、対策や県による立ち入り調査の実施を求める方針です。
また、今回初めて調査された浦添市西洲で1リットルあたり170ナノグラムの暫定指針値を超えるPFASが検出されました。キャンプキンザー周辺で高濃度のPFASが検出されるのは初めてで、県は今後さらに詳しい調査を行い基地との関連性を調べるとしています。