■学校行事は地域のイベント“全力投球”

肌を突き刺すような寒さの2月の朝。

鈴川地区以外に住む子どもや卒業生も参加し、最後のスキー大会に挑みます。

(この山をみんなはなんて呼んでるの?)
・児童「鈴川国際スキー場!」

・鈴川小学校5年生 工藤瞳子さんの父親
「きょうは皆さんの全力投球を見たいと思います」


撮影や記録は保護者も担当するなど、「地域全体のイベント」です。

ジャンプ台も保護者の手作り。

校長はスノーモービルを乗りこなし、会場の雪をならします。

鈴川小学校の行事は、この学校を愛する人たちのつながりの“証”です。

(かなり全力で参加されてますね)
・鈴川小学校5年生 工藤瞳子さんの父親
「当然ですよ!全力って言ったじゃないですか!」


取材した2月13日。この日はたくさんの同級生と一緒に勉強します。

月に1回ほどのペースで、4月から通うことになる喜茂別小学校との「交流日」を設けてきました。

この日は交流の最終日。鈴川小学校の先生や保護者もやってきました。

・小出 一途さんと琴さんの母親
「(妹の)一途は保育所時代を(同級生と)一緒に過ごしているので、雰囲気が分かっていて仲良くできると思う。(姉の)琴は違う保育所で過ごして1年生から鈴川小学校に来た。(同級生の)瞳子ちゃんの存在に助けられています。お互いに支えあっているような感じがします」


休み時間になると、自然と鈴川小学校の仲間が集まります。

・鈴川小学校5年生 小出琴さん
「緊張…」


・鈴川小学校5年生 工藤瞳子さん
「(6年生の)愛己ちゃんはリーダーっぽいから、結構引っ張ってくれる。そういう人がいなくなるのは心配ではあるけど、それは自分たちでどうにかできるかもしれないので、(喜茂別小学校に来るのは)楽しみといえば楽しみ」