■「いよいよこれが最後だ」
この学び舎を巣立つ日は、もう目の前です。
そして、この冬を締めくくるような大雪の日。
鈴川小学校最後の卒業生を送り出そうと、たくさんの人たちが集まっていました。
・校務員の金井光昭さん
「みんなこうして卒業してくんだ。いよいよこれが最後だ」
9人が揃って歌う校歌も、きょうで最後です。
・田中豊校長
「児童の4人も鈴川小学校をきょうで卒業です。4月からは新たな気持ちで、愛己さんと同じバスに乗って、喜茂別中学校と喜茂別小学校へ元気に通ってほしいと思っています」
・6年生 加藤愛己さん
「最後の1年をこの5人で過ごすことができてよかったです。喜茂別小学校に行っても一人一人の良さや、優しさを大切にしながら過ごしてください」
撮影を終え、取材班が帰ろうとしていると、子どもたちが自然に集まり、見送ってくれました。
「ありがとうございました~」
堀啓知 キャスター)
少子高齢化の中で全国的にも学校の数も減っていて、思い出の校舎がすでにないという人も多いかもしれません。
森田絹子キャスター)
閉校後の校舎の利活用について、町教委は「関係者と協議し、模索していく」としています。
子どもたちからは「キャンプ場」「子どもだけの遊び場」「遊園地」などとの声がありました。
田中校長は「数年後に卒業生が訪れたときに、思い出が思い起こされる状態で残ってほしい」ということです。