両足を失っても、自分らしいポジティブな考え方は失わない。いま、SNSでブレークしている1人の女性がいます。
東京を拠点にモデルとして活動する、葦原海(あしはら みゅう) さんです。16才の時、交通事故で両足を切断して、車いすで生活しています。総フォロワー数は59万人を超える人気のインフルエンサー、いま話題の24歳です。
「何もしない日は1日もない」と話し、生き生きと輝く葦原さんに、HBC北海道放送の森田絹子アナウンサーが密着しました。【写真を見る】

車いすをスイスイと漕ぎながら、1人の女性がホテルのエレベーターから降りてきました。
「おはようございま~す!」
はつらつとした声で挨拶をしてくれたのは、葦原海(あしはら・みゅう)さんです。筆者の私は、この対面の瞬間をちょっぴり緊張して迎えていました。なぜなら…
海さんは、モデルのほか、Youtubeやインスタグラムなど、59万人を超えるフォロワーを抱える人気のSNSインフルエンサーです。
私の緊張の理由は、かねてから彼女の動画を欠かさずチェックしているファンのひとりだからでした。

海さんは、16歳のときに交通事故で両足を切断。以来、車いすで生活をしています。人生が大きく変わる出来事を経験することになった海さんですが、周りが驚くほどの“ポジティブな生き方”が今、人々を引き付けています。

「足を失っても、事故の相手のことを恨んだことは一度もない」
海さんは、動画の投稿の中でそう話します。
「私は自分のできることで人生めちゃくちゃ楽しんでいるから。もし万が一、相手が特定されるようなことがあって、相手やご家族が生きにくくなるほうがヤダ~!」
よどみのない笑顔で、そう、きっぱりと言い切るのです。
もし自分が海さんの立場だったら、果たしてそんな風に前向きな気持ちでいられるだろうか…?普通はそう考えてしまいます。