長崎県の「そのぎ茶」業者と香川県の製麺会社が共同開発した「SONOGI茶NOODLE(そのぎちゃヌードル)」が完成し、関係者にお披露目されました。

まちの特産品が、幅2cmの「太すぎるうどん」となり「SONOGI茶NOODLE」と名付けられました。

来月に開幕が迫った大阪・関西万博のプログラムで、SDGsの達成などを目指して市民が参加する「TEAM EXPO 2025」をきっかけに誕生した商品です。

長崎県では唯一、このプログラムに参加している東彼杵町と、フードロス削減などを目指す香川県の製麺会社がタッグを組みました。

西海園(製茶問屋)二瀬浩志社長:
「色を出そうと思ったら焙煎を弱くすればいいんですが、逆に香りが出てこないんです。香りを出そうと思ったら今度は色が薄くなってしまう…。苦労して商品が完成した。ありがたいです」

石丸製麺企画開発室通販・広報グループ 戸城靖浩課長:
「『そのぎ茶』というのも(共同開発を始めた)当時は分からなかった。こういう所で繋がったことが奇跡的な話。名物となって欲しい」

試作段階では細麺でしたが、「東彼杵町にしかないものを」という飲食店の声を受け、半年かけて太さにこだわったオリジナル商品が生まれました。

食べた人の感想:
「ちゃんとお茶の味がして美味しい」
「のど越しもいいですし、ちょっと大きいので子どもたちにはどうかなと思ってたんですけど、実際に食べてみると、とても食べやすい」
「町としてもこういう名物、お茶の加工品を待っていたので、凄く(これからが)楽しみです」

「SONOGI 茶 NOODLE」は料理以外の楽しみ方もー。「小麦」と「お茶」を原料にしているため、黒蜜ときなこをかければスイーツとしても味わえます。

住吉アナウンサー:
「スイーツとして出されても全く違和感ありません。味は抹茶のお団子に近いんですけど、お茶の甘みだけでなくほのかな苦みもあるので、そのぎ茶の美味しさが、全面に出ています。アイデア次第でどんな料理にもなる、そんな可能性を秘めた一品です」

SONOGI 茶 NOODLEは26日から、長崎県東彼杵町の「道の駅・彼杵の荘」や西海園のサイトで販売されるほか、5月には町内の小中学校の学校給食でも振舞われます。