今回の山林火災で住宅の被害は102棟。
このうち袖野さんのように全焼して全壊扱いとなった家屋は76棟に上ります。

住む家を失った人は直ちに自力で住まいを再建するか、建設型の応急仮設住宅や上限額内で民間アパートなどに入るみなし仮設住宅、公営住宅の空き部屋に入居するの3つから選ぶことになります。

大船渡市は被災者に対して、21日までに今後の住まいに関する調査票を提出するようを求めましたが、全員の回収には至っておらず、提出できていない人についても丁寧に対応していく考えを示しています。

災害により住宅が全壊するなどの被害を受けた世帯に対し、最大で300万円が支給される生活再建支援金の申請受付が始まった3月20日、袖野さんの姿が大船渡市役所にありました。

(袖野雄さん)
「できればなんですけど復興住宅、同じ敷地で、ちょっとうち7人なんで、2部屋なり3部屋なりお借りできれば一番ありがたいですけど。もうちょっと空き具合とか、そういうのを確認しながら進めていきたいとは思います」