岩手県大船渡市の大規模山林火災は26日、発生から1か月を迎えます。今回の火災では多くの住宅に被害が出ました。
東日本大震災の津波で家を失い、火災でも住宅が全壊する二重被災に遭った男性がいます。自宅の再建を目指す男性を取材しました。

大船渡市の会社員、袖野雄さん45歳です。赤崎町外口地区の生まれ育った実家と、同じ敷地に7年前に建てた家の合わせて2棟が今回の山林火災で全焼しました。
袖野さん夫婦と4人の子ども母親の7人で暮らしていた生活の拠点を失い、今は立根町にある福祉の里センターで避難生活を送っています。

消防団に所属する袖野さんは避難指示が解除された後も消防団の活動が忙しく山林火災の被害の現実を目の当たりにしたのはこの日が初めてでした。

(袖野雄さん)
「思った以上に火入ったんですね。この辺でね。こんなに入ってって思わなかったんですけど…」
袖野さんは東日本大震災の津波で住んでいた赤崎町のアパートが流され、今回は山林火災に遭い二重に被災しました。

それでも何とかして外口地区に自宅を再建したいと考えています。