避難生活で心身に負担がかかることによって起きる災害関連死。熊本地震では犠牲者の約8割を占めるなど深刻な被害をもたらすこの災害関連死を少しでも防ごうと、模索が続いています。
熊本県合志市の宮崎さくらさん。

9年前の熊本地震の際、当時4歳の娘・花梨ちゃんは心臓の病気で熊本市内の病院に入院していましたが、地震のため電気、ガス、水道が止まり、病院の機能が失われました。

宮崎さくらさん
「福岡の九州大学病院に転院となったんですが、娘の病状的に移動自体が命の危険があるということが分かっていたので、通常の2倍くらいの時間をかけて到着したんですけど、移動の負担というところで5日後になくなったというところです」
地震によって移動を余儀なくされ、それが大きな負担となって命を落とした花梨ちゃん。
自治体から、災害関連死と認定されました。