気になるPFAS汚染 名古屋の水道は大丈夫なのか?

「PFAS汚染」。230万都市、名古屋の水道は大丈夫なのでしょうか?

(水質管理課 戸田雄之 課長補佐)
「PFASを機械で測定している」

この浄水場では2009年からPFAS濃度も調べていますが、今まで国の暫定目標値を上回って検出されたことは一度もありません。測定結果を示すモニターに表示された波形は、機械で測定できる限界をさらに下回っていることを示しています。

「(Q:0ではない?)機械で測定できる限界の値が5ナノグラムまで。今まで(暫定目標値を)超過したことはない」

国は現在、水道水のPFASの検査を義務付けていませんが、そのルールは間もなく変わります。

「(Q:PFASに関して検査が厳しくなる?)現在は測定する義務はないが、格上げされると測定する義務と基準を守る義務が発生」

PFASに関しても水質検査は年4回の見込み、検出された場合には国の暫定目標値以下に下げることが義務付けられます。

「(Q:PFASが検出されたら、どんな対応を?)PFASは活性炭で除去が可能。浄水場の上流で活性炭を入れる」

では名古屋の水道で今後、PFASが暫定目標値を超えて検出される可能性はあるのかとたずねると…。

(水質管理課 戸田雄之 課長補佐)
「現在はPFASは検出されておらず、製造や使用が中止されているので、これから増えてくる可能性は低いと考えている」