下出地区の犠牲者ゼロは「訓練のたま物」
地域を巻き込んで、避難訓練を先導してきた奥濱さん。地震の後、集会所へ逃げようとした際、先に高台に避難した住民に「早く逃げろ」と声をかけられたのが忘れられないといいます。
奥濱勇信さん
「本当にうれしかった。『遅い』と逆に怒られた。あれがうれしくて、うれしくて。どんな災害が日本全国どこで何が起こるか分からないけども、住んでいる地域のリスクが何があるか。俺らもそれから始めたんだから」

出村さんは、訓練を繰り返すことの大切さを訴えます。
出村正廣さん
「なんぼ口で言っていても、体がなかなかついていかない。訓練しているから足がさっさっさっといける。訓練のたま物」
