トイレの備蓄状況は
また、避難所運営で避けては通れないのが「トイレ」です。東日本大震災では、トイレが汚物であふれるなどの劣悪な環境が各地で見られました。2024年1月の能登半島地震でもトイレ事情が課題となり、避難した人たちからは「夜は列ができる」「人数に対して数が少ない」などの声が聞かれました。

宮城県内の避難所の備蓄状況はどうなっているのでしょうか?tbcの独自アンケートの結果、次のようになりました。

「備蓄なし・未回答」の6自治体のうち、南三陸町では震災で津波被害も経験していますが、トイレの備蓄はないと回答しています。町では凝固剤を一括で備蓄し、災害時は住民に配布することにしていますが「避難所ごとに備蓄するのは備蓄場所の問題などで難しい」と話していました。
また、女性や子どもにとっては「夜間のトイレ」に不安を感じることも。トイレの防犯対策について、マニュアルを作成しているか聞いたところ、盛り込んでいる自治体は11と3割に留まりました。
・「防犯対策マニュアルを盛り込んでいる」
仙台市、大河原町、気仙沼市、松島町、利府町、女川町、色麻町、涌谷町、美里町、七ヶ浜町、山元町