訪問看護ステーションみなぎ・中村悦子さん
「輪島だけじゃなくて、奥能登2市2町全部が、介護職や看護職が足りない状況だと思うので、ハローワークには出していないんです。それで来てくれればありがたいですけど、どこかで働いている人がこっち(訪問看護)に来るというのは、ちょっとやっぱり複雑。だから、今は地元ではなく、災害支援のなかで『働きたい』という人に助けてもらっている現状なんです」


訪問看護師・深川由美さん(福岡から移住)
「能登に帰ってきたときに、そこを支えてあげられる基盤を作らないといけないのかなと。いつまでも支援者頼りのまちではなくて、地元で地元の人たちが盛り上げていく形が作れたらいいなと」

能登に暮らし、災害を乗り越えた人たちが、これからも安心して人生を紡いでいくために。訪問看護師たちはきょうも命と向き合い続けています。