英語ミーティングの6つの課題と対策
瀧野氏は、200人近いビジネスパーソンへのヒアリングを基に、英語ミーティングにおける課題を6つに分類する。

1. リスニングについていけない
2. 英語で意見を要領よく言えない
3. 反論の仕方がわからない
4. 説得ができない
5. 発言のタイミングがつかめない
6. 相手の「人となり」が読み取れない
これらの課題に対して、瀧野氏は以下のような対策を提案している:
▼事前に会議資料を読み込む
「アジェンダ」と呼ばれる会議の内容をまとめた資料をしっかり読み込んでおく。できれば、アジェンダを自分で作る。
▼話す内容をあらかじめ準備しておく
会議で必ず話すとわかっていることは、事前に整理して準備しておく。また話す流れを考えておけば、意見を要領よく言うこともできる。
▼キーワードを手元に用意する
マーケティングのミーティングであれば、関連する英単語を手元に置いておくことで、リスニングがしやすくなる。
▼スモールトークを活用する
相手の国や興味に関する話題を事前に用意しておくことで、人柄を理解しやすくなる。また、相手の英語の特徴を把握することもできる。
▼わからなかったら必ず聞き直す
たとえば13(サーティーン)や30(サーティー)など数字を間違うと大きな問題になるので、重要なことは聞き直す、書いてもらうなどして確認する。また、話すスピードが速すぎて理解が追いつかない場合は、ゆっくり話しましょうと呼びかけると議論がスムーズに進む。
▼議事録を作成する
ミーティング後にできるだけ早く議事録を作成し、内容を確認することで理解を深められる。
