有機フッ素化合物=PFASが広島県福山市内の河川で国の暫定指針値を超えて検出された問題で、地元の枝広直幹市長が環境省へ要望書を提出しました。
枝広市長は、市独自の調査結果がそろい次第、国と共有し対策を講じることを強調しました。

福山市 枝広直幹市長
「何をするのが住民不安の解消につながるのか、こうしたことには一緒に取り組んでほしいと」
枝広市長は27日、環境省で小林史明副大臣と面会し4項目の要望書を手渡しました。要望書では、▽発生源特定への技術的支援▽PFASの除去技術導入への財政的支援などを求めています。
一方、市では未調査である加茂町を流れる百谷川や鯉谷川を含む周辺6つの河川の12地点で採水調査を行なったことを明らかにしました。
また、市が25、26日に行なった井戸水などの採水結果では17の検体で指針値を超えるPFASは確認されませんでした。














