対象となる職員は469人中、353人。役職に応じて2%から7%カットします。
楫野市長は30%削減し、あわせて年間5500万円、5年で2億7500万円の削減が見込まれています。
ただ、これには慎重な意見も出ています。
新庁舎建設調査検討特別委員会 石田洋治 委員長(大田市議)
「市民からは81億円かかっても大丈夫なのかと言われる、サービスが悪くなったら住む人はいなくなる。そのあたりを十分考えていただきたい」

和田章一郎 市議
「賃金カットは最後の最後に経営者としてはやるべき手法であって、それを今回基金に積み立てる資源として賃金カットする、私はこれは絶対反対しようと思っています。
大田市の恥さらしをやったんじゃないか。わずかな賃金カットまでして新庁舎を建てる。そういう安易な方法は絶対避けなきゃいけない。」
2031年の庁舎供用開始を目指し、新年度予算案には整備関連におよそ9400万円を計上しました。
身を切ろうという市の方針に、議会の判断が注目されます。