“コメ不足”は新米ができる9月まで続く?

しかし単なる投機目的が高値を招いているわけではないとJAはいいます。

(大石)
「政府が備蓄米を放出するほどコメがないということですが、なぜですか?」

(JAあいち三河 園芸農産課 伊吹滋郎課長)
「(去年)猛暑だったので夏場の暑さに耐えたコメに"割れ"などが多く、玄米を白米にしたときの"歩留まり"が、例年だと約87%だったのが、ことしは80%前後の歩留まりに落ちてしまっている」

コメの収穫量自体は昨シーズンと比べ増えていますが、去年の猛暑でコメの発育不足が起きていて、JAあいち三河の場合、玄米から白米に精米できた量は減っていると言います。

(大石)
「政府が備蓄米を放出するといっていますが足りますか?」

(JAあいち三河 伊吹滋郎課長)
「7月、8月に売るものがだいぶ厳しくなると思います」

(大石)
「それはそもそもの供給量が少ないから?」

(JAあいち三河 伊吹滋郎課長)
「そうですね。一定の効果はあるかと思うが、足りない量が20万トンで補えるのかというところ。厳しいと思います」

(大石)
「コメが足りない問題がこの先も続く?」

(JAあいち三河 伊吹滋郎課長)
「“次の作”が取れるまで、つまり新米ができる9月まで続くと思います。」