2度目の血液検査でも高い割合でPFASが検出されました。

岐阜県各務原市では、市民の約半数に水道水を供給する三井水源地で、発がん性の疑いが指摘されるPFAS・有機フッ素化合物が、国の暫定目標値の2倍の濃度で検出されました。

去年行われた血液検査では、7割以上の被検者がアメリカの学術機関が発がん性などの健康リスクがあるとするPFASの血中濃度の値を超えましたが、今回の2度目の検査でも、およそ80人中9割が超え、そのうち18歳以下では14人中11人が超えました。

(京都大学大学院 原田浩二准教授)
「対策の効果が出たか、血中濃度の高い人と低い人で健康に影響はないか、ある程度中長期的な目標も必要ではないか」

結果を受け、岐阜民医連は公費負担による大規模な血液検査の実施や、健康調査委員会の設置などを求める方針です。