子ども向けのイメージを刷新した「おとなのふりかけ」 

 そして、平成に入った1989年。「ふりかけ界」に大きな進化をもたらしたのが、CMで商品の知名度を一気に高めた永谷園の「おとなのふりかけ」。これまで、ふりかけは子ども向けというイメージでしたが、大人も満足できる商品に進化させたのです。

(吉岡勇樹記者)「『おとなのふりかけ』はネーミングがすごいんですよ。海苔は焼きのりなんです。淡白な焼きのりの味がわかるのは大人好みなのかな」
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 永谷園は将来の少子化を見据え、新たに大人をターゲットに。この戦略がズバリ的中し、目標の2倍の売上を記録しふりかけ市場の大ヒット商品になりました。その後もふりかけは進化を遂げ、菓子メーカーとのコラボやチェーン店の味を再現したものも登場。ポテトチップスのふりかけも。