ふりかけ担当歴20年の記者「最初の進化は“のりたま”」

白いごはんが豪華な一品に変わる、そんなふりかけの「進化論」を語るのは業界紙、日本食糧新聞の記者です。

(吉岡勇樹記者)「(Q、何の担当記者ですか?)私はふりかけを担当しています。私もこんな仕事があるのかと思いましたけど」

記者歴20年。成長する「ふりかけ」業界を取材するベテラン記者、吉岡勇樹さんです。吉岡さんによりますとふりかけは約10年間隔で進化していると話します。最初の進化は?

(吉岡勇樹記者)「ふりかけといえばのりたま。当時の旅館の朝食を再現したものだった」
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 1960年発売のロングセラー商品、丸美屋の「のりたま」。魚を原料にしたふりかけが 主流だった時代にふりかけで「味を再現する」ことを目指した進化の第一歩でした。のりたまは当時、高価だったたまごの味を再現した画期的な商品だったのです。

 そして、1970年にはごはんに混ぜるタイプの商品が発売。ふりかけはおにぎりやお弁当にも頻繁に使われるようになりました。

 80年代には個包装の商品が続々登場。手軽に外に持ち出すことができる便利さが受け市場が広がりました。