ボンタンアメの工場を見学

では、ボンタンアメは、どのようにつくられているのか、工場を見学させてもらいました。

(記者)「ボンタンアメの原料が入った窯、この段階でボンタンの良い香りマスク越しでもわかる」

原料は、もち米・水あめ・砂糖、そして阿久根産のボンタンから抽出したオイルなどです。

100度に熱してどろどろになった飴。窯の底をあけると…下にある冷却板に落ちて、冷やされていきます。

(セイカ食品 玉川浩一郎社長)「重力はただで利用できる、コンベヤーいらず」

飴は冷やしながら形を整えられ、オブラートに包んでいきます。

Q.なぜオブラートで包む?
(製菓部業務課 東龍吾係長)「キャラメルのように包装紙で包むともち米なのでくっついてしまう。オブラートだと形を保ったまま食べられる」

柔らかいため、手作業で箱詰めし、完成です。1日で製造するボンタンアメは57万粒。小さな一粒に長年の工夫が詰まっています。