立花氏の情報源 「秘密の文書」は誰から提供されたのか

2024年10月31日、兵庫県知事選の告示があり、大手メディアによるパワハラ疑惑についての報道が激減した。11月2日から、立花氏がYouTubeのライブ配信で元県民局長や県議らについて過激な内容の発信を始めた。

その前日の11月1日、立花氏は一枚の重要な文書を入手したことを発信していた。

立花孝志氏(2024年11月1日)
「今日ね、秘密の文書をもらってきました。自殺した人が一人で(告発文を)作ったと思っている人いません?違う人物も関与していた。竹内さん。竹内県議。あ、言っちゃった」

この4日後に、一部を黒塗りにして公開。

立花孝志氏(立花氏のYoutubeより 2024年11月5日)
「もうせっかくなんで、これね。公表しようかとか悩んでたから、ちょうどよかった。これをもらいました」

そこには、竹内元県議について記されていた。

「マスコミに一方的な情報のリーク」
「黒幕(主犯格)は竹内(県民連合)」

さらに、自殺した元県民局長についても──

「過去10年以上にわたって複数の職員と不倫」

立花氏は、「片山元副知事が会いたがっている」と誘われたことをきっかけに、文書を入手できたと話す。

立花孝志氏(立花氏のYoutubeより 2024年11月15日)
「『片山元副知事が立花さんに会いたがってます』っていう連絡が入ったんです」

問題の11月1日。神戸のホテルの一室に向かうと、待っていたのは片山氏ではなく、ある県議だったという。

立花孝志氏(立花氏のYoutubeより 2024年11月15日)
「この県議会議員の人に、これ(文書)をもらってきました。『僕は中身よく分かりません』と言われてもらってきました」

竹内さんが亡くなり批判の声が広がる中、立花氏は先週突然、文書を渡した人物の名前を明かした。

「『副知事と会う』っていう話だったのに、岸口さんがいた」

百条委員会副委員長で「維新の会」の団長を務めていた岸口みのる県議だ。