派遣社員やパート、アルバイトなど非正規労働者による春闘が宮城県内で始まりました。物価上昇の影響などにより、10%以上の賃上げを訴えています。

春闘を開始したのは非正規労働者が個人で加盟できる三つの労働組合による「宮城非正規春闘実行委員会」です。

3日は仙台市中心部でチラシを配り、物価高により現状の賃金では生活が厳しいことや業務内容と賃金が見合っていないことなどを訴え、非正規労働者の10%以上の賃上げを求めました。

宮城非正規春闘実行委員会 青木耕太郎さん:
「宮城は最低賃金も低い水準にあるし、非正規労働者のいまの賃金の水準からすると、本当に物価高騰は苦しい。10%上がってようやく生活が少しできるレベル」

委員会はいまのところ5つの企業に対し賃上げ要求を行うことにしています。

4日は午後5時から9時まで、職場に労働組合のない非正規労働者などから無料で電話相談を受け付けます。電話番号は0120ー333ー774です。