JR長野駅前で22日の夜、3人が刃物で襲われ男性1人が死亡した事件。
3人を襲った男は少なくとも犯行のおよそ1時間前に駅の北側にいて、周辺を行き来していたと見られることが捜査関係者への取材でわかりました。
白いタオルのようなものを頭にまいた男。
県警は24日午後、新たな画像を公開しました。




これまでの画像よりも鮮明で、メガネをしていて、マスクなのか、ひげなのか、あごのあたりを覆っているように見えます。
事件のおよそ20分前に一般の人が、事件があった長野駅の善光寺口で撮影した写真に映りこんでいました。
事件は22日の午後8時すぎ、JR長野駅で発生。
バスを待つなどしていた男女3人が男に刃物で襲われ、いずれも長野市に住む49歳の男性会社員が死亡し、男女2人が重軽傷を負いました。
警察は24日、男性の死因を失血死と発表。
左の胸と背中のあたりに2か所刺し傷があり、胸の傷は心臓に達するほどで、致命傷になったとみられています。
こうした中、逃走している男の犯行前後の足取りが徐々にわかってきました。
森記者:
「事件が起きた長野駅から、大きな通りを渡ったこのあたり。こちらで、事件の前、犯人とみられる人物の姿が防犯カメラに映っていたということです」
捜査関係者によりますと、犯行のおよそ1時間前、北側にある百貨店の近くで、男とみられる人物が防犯カメラに映っていたことが新たにわかりました。
次に姿が確認されたのは駅の構内。
在来線の改札前に設置されたカメラにも映っていたということです。
その後も周辺を行き来していたのか、事件の20分前にはこの日、公開された写真に映り込んでいます。
そして、事件のおよそ10分前には・・・
ビルに設置されたカメラが、駅ビルの前を歩いている様子を捉えていました。
午後8時すぎ、男はバス乗り場近くで3人を襲撃します。
目撃者:
「無言で襲っていた」