1月19日に告示、26日に投開票される沖縄市長選挙。現在、共に新人の2人が立候補を表明しており、一騎打ちの構図となる見通し。2人の経歴や政策などを紹介します。
【沖縄市長選挙 立候補予定者プロフィール】※立候補表明順
■花城大輔(53)自民・公明 推薦
北谷高校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。4年間、自衛隊員として働く。その後、家業である化粧品の卸などを手掛ける会社に入り、代表取締役を務める。2014年、県議会議員選挙の補欠選挙で初当選。以降、4期連続で県議に当選。2024年7月、自民党沖縄県連幹事長に就任。市長選出馬にあたり、辞任。2024年12月に急逝した桑江朝千夫市長の後継候補として市政継承を訴える。
■仲村未央(52)立憲・共産・社民・社大 推薦
琉球大学を卒業後、琉球新報社に入社。約5年間記者として勤務。その後、沖縄市議を経て2008年に県議会議員選挙に初当選。以降、5期連続で当選。2023年立憲民主党沖縄県連代表に就任。市長選出馬にあたり代表辞任。東門美津子氏以来の女性市長、自公からの市政奪還を目指す。
【基本政策比較】
■花城氏
「活力あふれる沖縄市」「未来を拓くこどものまち」「あんしんして暮らせる沖縄市」を3本柱に、50項目の基本政策を発表。このうち32項目は桑江朝千夫前市長の政策を引き継ぐ。物価高対策として地方創生臨時交付金を活用し、全市民に対し、3000円以上のプレミアム付き商品券の配布を掲げる。
■仲村氏
「人を育てる」「市民所得の向上」「超高齢社会への対応」「平和行政の推進」を4本柱に、65項目の基本政策を発表。地域の様々な課題を市民参加型で解決する「みんなの声市民会議(仮称)」の設置や、子育て支援に関する安定的な財源確保を目的に「こどものまち推進基金」の創設、市東部に「海の駅(仮称)」の整備を掲げる。