東京ディズニーランドがある浦安市も「宿泊税」を導入するようです。金額などの詳細が発表されました。
“ディズニーの街”にも宿泊税 浦安市の特殊な事情とは

良原安美キャスター:
そもそも「宿泊税」は、自治体が独自に定める税金で、主に観光資源の保全や観光PRに使用されています。
この宿泊税について、14日、京都市長が会見を行い、値上げを発表しました。

1泊10万円以上の宿に泊まる場合、宿泊税を1万円に値上げするということです。他の自治体は数百円のところが多いので、高額であると言えそうです。
千葉県浦安市も2024年から導入を検討していますが、14日、検討結果報告書を公表し、100円~150円の宿泊税をとる方針だということです。
浦安市は東京ディズニーランドもあり、世界規模の観光都市です。

一方、報告書では東京のベッドタウン(住宅地)でもあり、観光地でもあるという「特殊な街」とも指摘されています。
浦安市の宿泊客の約9割がディズニー観光を目的としていますが、市民の6割以上は、公共交通機関の混雑・交通渋滞などの「影響を感じている」ということです。

また、▼ごみの量についても舞浜エリアの割合が増加し、処理をする浦安市の負担が増加、▼救急搬送も舞浜エリアが約2割を占めていて、税金の負担が増えているということです。
今後、浦安市が宿泊税(100円~150円)を導入すると、税収入は約11.6億円になる見込みで、環境整備などにも使うことが発表されています。
井上貴博キャスター:
一律の金額だと安い宿の負担感が増えるというか、不公平感が出てくる気がします。税率にするのもありなのではないでしょうか。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
どのように徴収するかは考える必要があると思います。
仕事で福岡に行くと宿泊税をその場で現金で支払うケースが多かったです。一括で宿泊費を支払っているつもりで宿泊施設に行っているのに、その場で現金でお金を取られることに若干の手間を感じることはありました。
徴収方法を、上手くしてもらえたら良いですよね。