仙女・里村選手の「凄み」とは
去年12月8日、年に一度のプロレスビックイベント、女子プロレスBIGSHOW in 仙台が仙台サンプラザで行われました。

センダイガールズプロレスリング 里村明衣子選手:
「もう19年ですね、2005年6月30日に引っ越してきたんですよ。あのころは仙台にこれたという希望もありましたし、不安もありながらわくわくしているという色々な感情が入り混じった時期でした」

センダイガールズプロレスリング・里村明衣子選手は、団体立ち上げと共に宮城に移り住み、その旗を振ってきました。
プロレス低迷期に、あえて地方で立ち上げた団体は、新たな風となりました。ファンの心を掴んだのは、ショービジネスの域を超え本気で挑む彼女の「凄み」。

里村明衣子選手:
「常に本気ですよね。例えば、喜ばせるにも楽しませるにも戦うにも、たぶん本気が無いとだめだと思うんですよ。プロレスって人が商品なので言葉においても見せ方も全てにおいて説得力がないと。その人が輝いていないと気持ちを持っていないと人はついてこないですよね」
しかし、その代償となったのが体への深刻なダメージ。長く苦しめられた椎間板ヘルニア、眼下底骨折の大けがによる長期離脱も経験しました。

里村明衣子選手:
「けがが理由で辞めなくてよかったです。当然、気持ちも落ちてましたし、1年も休めば他の選手が目立ちますし。そういう気持ちもありましたけれど、復帰するところまで自分で頑張ってみようと思って。復帰してみたら先がみえてきたので。自分に何かやりたいとか、まだまだいけるかもしれないという気持ちが少しでもあったら、とことんやるべきだと思います」