「情熱の赤いコスチューム」で地元最後のビックマッチ
12月8日、里村選手が引退発表後に迎えたビックマッチ。

会場はかつて旗揚げ戦を行った聖地仙台サンプラザホール。里村選手の雄姿を記憶に刻もうと、世代を超えたファンが集いました。節目となる1戦、普段通り集中します。情熱の赤いコスチュームがトレードマーク。過去一度も変えることなく貫いてきました。

大とりのシングルマッチ、対戦相手は地元仙台市出身のDASH・チサコ選手。里村選手がゼロから育て上げた生え抜きレスラーです。試合はすぐさま場外戦へ。チサコ選手は反則技も繰り出すハードなレスリングスタイル、これが彼女の…恩返し!

プロレスは他のスポーツとは一線を隔し、ショーとしての演出や盛り上げが重要です。だからこそ人々に「伝える力」があると里村選手は考えています。立ち上がる人間の強さ、不屈の精神を命がけで表現してきました。