野菜の高値が続き、農林水産省によりますとキャベツの平均価格は平年の3.3倍、レタスは2.3倍になっています。

長野市のスーパーを取材すると、冬の定番のミカンも価格が高騰していました。

長野市の青果店「ファーム大澤屋」。この日の野菜の販売価格を見ると、大根が1本税込みで323円。ブロッコリーが1つ248円でした。

買い物客は:
「高いですね。(価格が)下がってもらった方がうれしいけど上がるにはそれなりの理由がありますよね」

ファーム大澤屋 坂口大店長:
「夏の暑さもあると思うんですけど、夏の暑さというよりは秋が暑すぎる。そこにきて主力の生産地の雨不足が原因で発育不良が大きな要因だと思います」

もともと年末年始は高くなる傾向にあるといいますが、供給が追い付いていないことが値上げに拍車をかけています。

坂口店長は、「一番値上げ率の高いキャベツで、通常であればもっと大きな玉で高くても299円で販売しているが、価格が高いので小玉を用意していているものの349円と大変高くなっています。小玉でも高いです」と現状を説明します。

農林水産省は、12月23日から25日までの3日間、8種類の野菜の店頭価格を全国470か所で調査。


キャベツの平均価格は1キロあたり453円で、平年のおよそ3.3倍、

レタスの平均価格は993円と平年のおよそ2.3倍、

だいこんとはくさいも平年のおよそ1.9倍になっています。

ファーム大澤屋の坂口大店長は「雨不足がまだ続いていますので(価格が)急激に下がることはなく1月も現状維持でいくと思われる。店としては、利益としては苦しいところであるが心ばかりですけどお安く提供させてもらっている」と話していました。

買い物客:
「この値段みたら少し考えて、ちょっと箱数減らそうかなって」

買い物客も驚いたのがミカンです。