来月6日に開幕する全国和牛能力共進会を前に、注目するのは、今回、初出場となる宮崎市の男性です。家族や地元農家などのサポートを受けながら、日本一を目指します!
宮崎市清武町の小高い場所にある牛舎

ここで繁殖農家を営む増田裕輔さん35歳は今回、初めての全共に挑戦します。
(丸山敦子記者)「プレッシャーも?」

(増田裕輔さん)「プレッシャーも感じますけど、精一杯やらないといけないので」
増田さんが出品するのは、母、娘、それに孫娘にあたるメス牛の3世代で、改良の成果が審査される第5区。


年齢の異なるメス牛、3頭を、優れた状態で保つ必要があり、他の出品区とは違う難しさがあります。

連日、夕方になると、増田さんをサポートする人たちが集まってきます。
この日は、JAの技術員や地元の農家など、総勢、なんと14人。
課題となっている牛の調教を手伝います。

審査では3頭すべてがきれいにそろう立ち姿が求められるため、緊張感が漂う中、決められた時間内で姿勢を保つ練習を繰り返します。
「あと2分…」
増田さんと一緒に本番で牛の引手を務めるのがJA宮崎中央の技術員 伊藤亮さんと削蹄師の小森泉一郎さん。

牛が少しでも動くと…。(怒鳴る)
