牛の体形は横から見た時に長方形に見えるのが理想的

そんな林さんが今年の鹿児島大会で出品する「こうみほ号」は若いメス牛がそろう第3区で審査されます。


牛の体形は背中と腹のラインがまっすぐで、横から見た時に長方形に見えるのが理想的とされていて、林さんは自分の目指す牛の写真を牛舎に張って調整を続けています。

(林 秋廣さん)
「前回もそうだけど、近づけるようにイメージを膨らませて牛づくりをしているんですけど、そういう意味では近づいてきたかな」

小学校のグラウンドで特訓

また、審査で、もう一つ重視されるのが牛の立ち姿。

林さんは、この日、近くにある小学校のグラウンドに向かいました。


子どもたちが見つめる中、「こうみほ号」は両足をそろえ、長時間立ち続けます。

(林 秋廣さん)
「ちょっと待ってね、牛が緊張しているからね…。左あと。右あと。はいよし」

林さんの指示で的確に動く「こうみほ号」に子どもたちも興味津々です。


(林 秋廣さん)
「牛がどんな環境にも適応する練習になった。ああいう場所もないことはないからね。大勢の中で拍手の中で、怒号みたいな」

本当ならこれが集大成という年なんですけど


日本一の牛づくりを目指し挑戦を続けてきた、林さん。5年前のリベンジを果たそうと、気合十分にいよいよ本番を迎えます。

(林 秋廣さん)
「まだまだこれでやめるつもりはないので。本当ならこれが集大成という年なんですけど。逆に言うと、これにかけているというか。人生これにかけているというようなことがあるから」


※MRTテレビ「Check!」9月26日(月)放送分から